[この勢いはスラスターを止めたとて止まるものではない。重心が右に傾いたままの態勢で、イェンスへと突っ込み]……がっ……![左肩から正中にかけて、叩きつけるような衝撃を受けた。負荷のかかっていたオートメイルは割れ、刀傷と同じ形で破損。そこから流れ込んだ高威力の雷撃が身を焦がし、ヴェルナーはそれ以上声を上げることも出来ないまま後方へと弾け飛んだ。背から落ち、反発の威力を示すように地面を滑り行く]