……その、人狼って。
[誰なのかを聞こうとしたが、今は言えない>>3と言う。
その理由は理解出来たのだが、その後の言葉にまた戸惑った]
俺の…部屋に?
[直ぐに是を返さないで居ると、オットーはいくつも言葉を重ねて説得してくる]
(俺しか信じられない──本当に?)
(言わないままに死んだら見つけられない──確かに、手がかりになる、けど)
[その必死さが逆に怪しむ方向に向かったことを、オットーは気付かないだろう。
フランツは意志が無い訳ではない。
単に出せない環境にあり、また、出すことが苦手になってしまっただけのこと。
ただ、それすらも出せないがため、押し切られることもままあった]