[ふ、と気が緩んだ話の合間に、唇から独白が漏れていた] …………償うだなんて…… これからの冬、銀嵐でも減らせば良いのか……?[銀嵐の音の為に、ヨアヒムとヤコブには余り届く事はなかろう。雪の聖霊の洗礼を執り行い、御伽噺の様に、そう。この魂はもう、春に解け、冬に凍て付く雪の聖霊である事…余り云う必要もなかろうと]