…あれ?ちょっと待てよ?[窓の外の景色を改めて凝視する。窓の外では、宇宙の暗闇の中で数多の星々が静かな光を湛えている…]おかしい…確か今は亜空間にいて…亜空間にいる間は星の光も見えない暗闇のはず…[もう一回窓に張り付いて、注意深く窓を観察する。この星空は窓全体に投影された疑似映像なのか?それとも――この星空が本物だとしたら、]僕たちは亜空間に飛ばされていない…?[全ては仮説に過ぎない。改めて部屋を見渡すと、先に研究室に入ってを調べている人も居るようだ。]