[天使の喉より流し込まれた酒は、如何なる影響を与えたか。 何れにしろ、酔いも醒めるような出来事が起こる] はっ……[翡翠の視線は、仄蒼い空間に現れた影翼>>+1を捉える] し、シメオン――殿?[まさか、と思う。 己が身を光に帰してから、感覚的には幾許も経っていない頃で] ど、どうし、て……[驚きを見せる彼の者を前に、黙示天使もまた硬直していた*]