[戦いが終わるのを見計らったように、黒狼《ヴォルフ》が近寄ってきた。近くに座って、ゆるく尾を振っている。その目が炯々と輝いていた。] ───で。気づいてるか。[森の中から妙な気配がしている。何かはわからないが、不穏には違いない。*]