──── 資料室 ────(5d)[私の耳が私に向かって投げかけられた音を認識する。そこでやっと周りの音が、景色が見えていなかったことを自覚した。力なく、ゆっくりと振り返る。相手の姿を捉えた時、私の目は見開かれただろう。]……………タイガ、さん…[────"人間、『でした』"その言葉が妙に重く響いた。ちらりとノトカーが運ぶ"人狼"の姿を見る。それから険しい表情で彼に向き直った。]