[名前については、名乗らなかった理由の一端を聞きつつ、若いのに生きづらい生きかたをしているものだ。そんな達観めいたものを抱く] どちらの願いがよいかなんて知らないよ。願いというものに善悪も価値の高さもない。人それぞれだ。おじさんの願いだって、他人からみれば石ころぐらいの価値しかないものもいるだろうし、邪悪にも思われるかもしれない。 それを宝玉と思うか、石ころととるかは人それぞれ。 ま、そもそもおじさん、物臭には高尚ないきかたは無理なものなんだけどね。[あっさりとした態度で笑って]