―回想・1日目・PM1:00・第二教場―
トールな。よろしく。
実はさっきの講義の時にダルそうにしてんの見て、話してみてえなって思ってたとこなんだよ。
いやー、声かけて貰えて光栄だわ。
[貴族同士のあれこれに興味がなさすぎて相手の名前を聞いたところでどんな家の出身なのかなんてわかりはしない。だから相手が自分の家に触れてこないことも好都合。むしろ育ちの良さ故かどこか堅苦しさのある面々が多い中で、親しみを感じられる反応が返ってくることが喜ばしかった。
歓談を楽しむことのできる相手に、美味しい料理。充実したランチタイムを過ごせたことだろう**]