ふむ、弟君ですか。
[先の言葉の説明を受け>>+52頷く。
兄弟と言っても人の血の繋がりとはまた異なるものかもしれないが、語られる話>>+53はこちらの理解が及ぶもので]
それもまた、お心遣いの形ではあるでしょう。
[思う所のあるらしいラートリーに、そう声を掛ける]
私も、こうして近くをついて回るのがあの子にとって本当に良いことか、思う所はあります。
ただ、友が――あの子の父が見届けたかった光景が、そこにあるとするなら。
せめて私の目にそれを映してやりたいと、そう思いはするのです。
[ぽつりと、そう答え終える頃には東屋へ辿り着くか。
準備を整えるなどしていれば、間もなく茶会の時間となった>>+54**]