─ 回想・聖神神殿 ─……いそがしく、なる?[いかな幼くとも、今日神官長が成した事が特別だとは理解出来ている。神殿に控える神官、神官騎士の方々は猫の手も借りたい状況になるだろうとも、今までの流れから推測できる。でも、まだ所属すら決まらぬ─決められぬ自分にも出来ることがあるのだろうか。あるのなら嬉しいけれど───また、さっきのような理由の解らないもやもやが、胸を占め始め。逡巡した後、周りを見回してこそり、神官長の服裾を引っ張った]