>>+215 なるほど、たしかに犬の忠義心は美談としては、飼い主の益を何より優先し、我が身を犠牲にするというものがあるな。[犬においでおいでをしているが、やっぱり怪訝そうに犬に見つめられている……] ――、犬に、か。 考えたこともなかったな。 多分、私は上司や権力者というものとそもそもソリがあわないからかもしれない。多分、それでも従わねばと苦しんだこともあまりないからだろうな。 ミヒャエルは若いのに苦労が多そうだ。