[荒れ狂う火炎の渦の中央へと、双頭の龍は真っ向飛び込んでいく。十分な速度と力があれば、炎の竜巻を突っ切って、術者に届くはずだった。だが、現実は想像もしていなかった結末を迎える。龍とともに竜巻に飛び込んだ直後、世界は真っ白に染まった。]