―2日目・AM7:00・救護室―
[目が覚めるとそこは見慣れない部屋だった。
確か合宿に来ていたはずなのにと記憶を辿って、訓練後の教官とのやりとりを思い出していく。
同時に昔から両親に猫に近づくなと散々咎められたことも。単に彼らが猫を毛嫌いしているのだと思っていたが、状況を整理するのならつまり]
え、猫に触れない体質ってこと……?マジで……?
[あの毛の感触、なんとも至福だったのに。酷い話だ。
つまり自分は倒れてここに運ばれたというのか。部屋を見渡すに救護室といったところだろう。いくつも並んでいるベッドの一つに寝かされている状態だった]
……やべえ。
こんな理由で途中離脱したってバレたら、伯父さんに怒られる……!
[暫し頭を抱えて言い訳を考える時間。設置されたモニターに気付くのはもう少し先か**]