― 生前/惨劇の直後 ―[ローレルがコンスタンツェを背負い階段を行く。手伝おうとしたけれど拒否され、ただその背を見送るだけとなった]………[どうしてこんなことに。死ぬことを一番厭うていたのはコンスタンツェだったのに。あの時コンスタンツェを追いかけていたら何か変わっただろうか?そう考えたけれど、これまでのことがその可能性を削り落としていく。服の袖で目元を拭いながら短く息を吐き、広間の片付けをするべく移動しようとした]