― 回想:教官時代 ―
[今にも死ぬみたいなこと、と笑うカレル>>2:603に苦笑を返す]
いや、最近きな臭くなってきたと思って、なんとなく…な。
ま、あと最低でも30年は死ぬ予定はねーけど。
[兄たちが健在の内は、自分が軍部に直接かかわる事を兄たちが好まない事を知っている。
自分が生徒たちを子供のように思っているのと同様、兄たちが自分を子供のように思っていることも。
だから、自分を大切にしてくれる兄たちの望みは、できるだけかなえてやりたい。
だから、たとえ戦争が始まって士官学校そのものがなくなったとしても。
帝国・公国どちらに仕えることもせずに、どこかの田舎で目立たない様に剣術道場でも開くか――と。
その頃はまだ、そんなことを考えていた]