― イベント会場・隔離空間外 ―……さて、対外的な方はこれでよし、として。どの回線が生きているか……色々と、試してみるとしましょうか。[一連の事務的仕事を終えた後。何やら呟きつつ、手元の通信デバイスと思しきものの小さなパネルに指を走らせて]……あー、この通信が届いた者は、即、返答を。[一部の者にしか渡っていない、特殊な通信システムによる通信。これならば、電磁波を抜けて対話できるはず、と思いつつ。投げかけた声に返るのはさて、誰の声やら。**]