[「大丈夫だよ、きっと」そう笑顔で彼は言ってくれたが、その笑顔はぎこちなかった。
きっと自分を不安にさせない為に精一杯頑張ってくれたのだろう]
うん…!
そうだな、きっと大丈夫!
[本の中から手紙らしき紙を見つけた彼がそれを読み進めていく内に顔色がどんどん変わって行くのを確認した、そして―]
………アデルッ!?
しっかりしろ!!アデル!!
[いきなり倒れ出した彼を抱き起こし、顔を叩いてみたが反応がない。
あの紙を見てから彼に異変が起こった…ような気がする。あの紙には何が?
急いでその紙を取ろうとした瞬間、鈍い痛みが頭に走り、そのまま一緒に倒れこんだ**]