[進軍を続ける城塞の上で、魔王は意識を前へと投げる] 我はこれよりそこへ行く。 人間どもが逃げ散るようなら、共に行け。 おまえたちは我が人間どもに遣った毒だ。 内側より侵し腐らせ、無様に踊り狂わせてみせろ。 さぞ楽しい見ものだろう。[機嫌のよさを映して、響く"声"は饒舌だ。]