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名前 | ID | 生死 | 陣営 | 役職 |
---|---|---|---|---|
薔薇園芸家 ローゼンハイム | master | 襲撃死 | 村人 | 村人 (村人を希望) |
元探偵 ダーフィト | Custer-D | 生存 | 人狼 | 人狼 (人狼を希望) |
調香師 エレオノーレ | ぶてふてふ | 処刑死 | 村人 | 村人 (村人を希望) |
翻訳家 ツィスカ | kaisei | 襲撃死 | 村人 | 狩人 (狩人を希望) |
時の旅人 トール | katryoshka | 処刑死 | 村人 | 村人 (村人を希望) |
自宅警備員 マチス | assin | 生存 | 人狼 | 人狼 (聖痕者を希望) |
人形使い ゾフィヤ | 蜻蛉切 | 襲撃死 | 村人 | 霊能者 (ランダムを希望) |
聖堂騎士 カスパル | サー・ランスロッド | 生存 | 村人 | 占い師 (占い師を希望) |
マチス4連続で狩人or狩人騙りしてるじゃないか
てかやっぱり人数少ないとあんまり盛り上がらないね。
申し訳ない。
「く……強い!」
カスパルは帝国の郊外で、単身魔獣ろっぷいやーに挑んでいた。
更新の直後、魔王軍が攻めてきたとの報を受け、出撃を余儀なくされたのだ。
しかも敵は単騎とはいえど、魔王軍の二頂獣の片割れ。もう片方のふさねこがいなくとも、現在帝国内で相手どれるのはカスパルだけであった。
「聖十字斬(セイクリッドクロス)!」
最近流行りの横文字の技を繰り出しながらも、カスパルは内心かなり焦っていた。
(占いの結果発表には間に合いそうにない……すまない皆!)
村へ思いを馳せながら、ろっぷいやーの超重量攻撃を凌ぐ。
(占いに聖気を使いすぎた……!そろそろ身体加護が切れるぞ!)
次第に集中も切れる。攻撃も見切れなくなる。
そう思う矢先胴にろっぷいやーの前足がめり込んだ。
鎧が軋み、肉が波打つ
肌が裂け、骨が異音を撒き散らす
「あがあぁいぁあぁああ!!!!!」
這いずり悶えるカルパス。聖剣を抜いたとはいえ、元は人間。戦闘のセンスもさほど無い。
激痛の中カスパルは思う
何で俺なんだ
騎士になって王城の中で安全に過ごそうと思ったのに
何で俺なんだ
他にも強い奴はいるのに
何の特技もないのに
何でなんだ
何もしてない何もしてない何もしてない何もしてない何もしてないなにもしてないなにもしてないなにもしてないなにもしてないなにもしてないなにもしてないなニもしテないナにもシてなイなニモしテナいナにもシテナいナにモしテなイナニもしテナいナニモしテナイなにモしてナイなニもシてナいナニモシテナイナニモシテナイナニモシテナイナニモシテナイナニモシテナイノニィィィィィィィィィィィィ
…………何デ戦ッテルンダッケ
国ヲ守ルタメ?イヤ違ウ。
守リタイ人がイル?イヤ、家族ハ皆ふさねこニ殺サレタ。騎士ニナッテカラ友達モイナイ。
…………剣を抜イたからジャないカ?
嗚呼なんテ間抜けなんだ。惰性で生きテるだケだッタんだナあ。
でも惰性じゃ駄目なのか?
世の中に明確な目標を持って生きてる人なんて全体の何割なんだろう
生まれて義務教育で学校に行って、何となく大学院に進んで、適当に働いて隠居して、程よく寿命を全うする。
そんな人が一体何人いるだろう
自分も同じじゃないか。聖剣を抜いて、帝国の主力としてそこそこ戦った。もう死にそうだけど。
……他にやれる人もいなかったしなぁ
そうだ。そうだった。
別に死にたい訳じゃない。周りの目があったし、やるしかないからやったんだ。自分はよくやった。
そもそも聖剣をもってしても使い魔にすら勝てないんだ。種族的にも圧倒的に力の差はあるし、人類にこの先はないだろう。
よし無理だ。うん、諦めよう
諦めるのはいいけども、村の皆に申し訳ないなぁ
……あれ、ヤバい死にたくない。凄く単純に怖い。
えー死んじゃだめなの?スパッと死にたいんだけど。ろっぷいやーマジでかい。潰してミンチにする気まんまんじゃん。
俺は死にたいの?生きたいの?
いや、死ねるなら別に死んでもいい。ただ、痛いのはやだし、よくよく考えたらここで死ぬと、村の皆も死ぬんだよなあ。
ろっぷいやーは、未だ細かく痙攣する敵に警戒しながらも近づき、止めを刺そうとする。
「全力ぅ!」
変な掛け声とともに、ろっぷいやーの前半分が吹き飛んだ。
「最初からこうすれば良かったんだ!俺は帰って役目を果たす!」
一拍
「俺は真占い、聖騎士カスパルだ!!」
2日目23時に続く
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